'04 ボルドー&シャンパーニュ-⑩サンテミリオンからの帰路のバスにて・・
Panda<夫>ですぅ・・。
<妻>のフィレンツェでの生活がスタートしました。 しばらくは、ピンチヒッター(アッパーかな)として手元にある原稿をアップしますぅ。
朝8時に出発、この日の予定をすべて終え、バスは一路ホテルへ。
バスの中でのPanda<夫>&Pandaの会話の一部を再現します・・・。
<夫>:ところでワインは世界中に広まるのに、何で日本酒は広がらないの?
Panda :ワインはブドウの種類+醸造地域&醸造者の数のヴァリエーションがあるから、
料理との汎用性も広くて、販売促進もしやすいんじゃないの?
<夫>:それに、ヴィンテージの差も結構あるよねぇ。 AOCのワインはいろいろな年の
ワインを混ぜることが出来ないから。 AOC自体がブランドになっているし。
色々な意味で、どんどん幅が広がるわけだ・・・。
Panda :あと、日本酒の麹の香りって独特だから、なかなか日本料理以外とあわせる
のって難しいのよね。 その点、ワインの香りって複雑だけと無難な感じだし。
<夫>:じゃあ、日本料理と一緒に日本酒を広めるってできないのかなぁ?
Panda :今、外国に紹介されている日本食って<刺身、寿司、焼き鳥、すき焼き>
みたいなちょっと練習すれば出来るものが多いの。 でも、本来日本食の文化って
包丁の技術の文化・・みたいなところがあって、なかなか外国人には習得するのが
難しいのよね。 日本人って本当に器用だから。 それに、日本食って出汁を使う
ものが多いけど、外国では魚で出汁をとる食文化があまり深くはないので、外人は
魚の出汁を「生臭い」と感じるみたい。 もっとも、最近は日本食はヘルシーっていう
ことで、食べる人も増えているけどやっぱり「寿司バー」止まりっていう感じだし。
それに、麹の香りも多分外人には強すぎて、受け入れられ難いんじゃないかなぁ。
<夫>:それじゃ、日本酒をワインみたいに世界中に広めるのは難しいってことかぁ・・(溜息)。
Panda :でも、日本酒の古酒って紹興酒みたいな感じになるから、料理との汎用性もある
し、麹の香りも気にならなくなるけど・・・。
<夫>:「日本酒協会」(ってある?)みたいなところがちゃんと世界の食文化とかマーケティ
ングの調査をすれば、日本を代表する輸出品になり得る可能性はあるわけだ!
Panda :ワインの造り手が一生懸命造ったものを「フランス食品振興会」が世界中にプロ
モーションをするみたいな・・・。
<夫>:日本人は縦割り組織を作るのは上手いけど、横の繋がりを強める組織作りは苦手だ
からなぁ・・。でも、やっぱり日本酒をもっと世界に何とかアピールしたいよね。
など、など・・・・書ききれないくらい、終始『日本酒をどうやって世界に広めるか』について真剣に話していました。
フランスに来て、『日本』を違う視点から見ることが出来たのかもしれません。
<次回はホテルのディナーとワインのマリアージュのお話>
<妻>のフィレンツェでの生活がスタートしました。 しばらくは、ピンチヒッター(アッパーかな)として手元にある原稿をアップしますぅ。
朝8時に出発、この日の予定をすべて終え、バスは一路ホテルへ。
バスの中でのPanda<夫>&Pandaの会話の一部を再現します・・・。
<夫>:ところでワインは世界中に広まるのに、何で日本酒は広がらないの?
Panda :ワインはブドウの種類+醸造地域&醸造者の数のヴァリエーションがあるから、
料理との汎用性も広くて、販売促進もしやすいんじゃないの?
<夫>:それに、ヴィンテージの差も結構あるよねぇ。 AOCのワインはいろいろな年の
ワインを混ぜることが出来ないから。 AOC自体がブランドになっているし。
色々な意味で、どんどん幅が広がるわけだ・・・。
Panda :あと、日本酒の麹の香りって独特だから、なかなか日本料理以外とあわせる
のって難しいのよね。 その点、ワインの香りって複雑だけと無難な感じだし。
<夫>:じゃあ、日本料理と一緒に日本酒を広めるってできないのかなぁ?
Panda :今、外国に紹介されている日本食って<刺身、寿司、焼き鳥、すき焼き>
みたいなちょっと練習すれば出来るものが多いの。 でも、本来日本食の文化って
包丁の技術の文化・・みたいなところがあって、なかなか外国人には習得するのが
難しいのよね。 日本人って本当に器用だから。 それに、日本食って出汁を使う
ものが多いけど、外国では魚で出汁をとる食文化があまり深くはないので、外人は
魚の出汁を「生臭い」と感じるみたい。 もっとも、最近は日本食はヘルシーっていう
ことで、食べる人も増えているけどやっぱり「寿司バー」止まりっていう感じだし。
それに、麹の香りも多分外人には強すぎて、受け入れられ難いんじゃないかなぁ。
<夫>:それじゃ、日本酒をワインみたいに世界中に広めるのは難しいってことかぁ・・(溜息)。
Panda :でも、日本酒の古酒って紹興酒みたいな感じになるから、料理との汎用性もある
し、麹の香りも気にならなくなるけど・・・。
<夫>:「日本酒協会」(ってある?)みたいなところがちゃんと世界の食文化とかマーケティ
ングの調査をすれば、日本を代表する輸出品になり得る可能性はあるわけだ!
Panda :ワインの造り手が一生懸命造ったものを「フランス食品振興会」が世界中にプロ
モーションをするみたいな・・・。
<夫>:日本人は縦割り組織を作るのは上手いけど、横の繋がりを強める組織作りは苦手だ
からなぁ・・。でも、やっぱり日本酒をもっと世界に何とかアピールしたいよね。
など、など・・・・書ききれないくらい、終始『日本酒をどうやって世界に広めるか』について真剣に話していました。
フランスに来て、『日本』を違う視点から見ることが出来たのかもしれません。
<次回はホテルのディナーとワインのマリアージュのお話>
by allegria2i
| 2005-09-29 07:53
| ’04 フランスワインの旅